深刻な電力不足の原因2つ
3月12日から18日にかけて電力省が発表した停電状況ですが、現時点では一斉の停電というものではなく、バラツキがあるようです。ここのところの長時間の停電で対策として、家庭用の発電機は高くて手がでないので、自動車のバッテリを蓄電池として使用している家庭もかなりあります。カーバッテリーがあれば、スマホの充電には問題がありませんし、ある程度の時間なら扇風機も大丈夫です。さて今回の停電の原因は下記の2点です。
・水力発電所の送電網の破壊が続いていること
・世界的な燃料の高騰で天然ガスを利用した発電を停止していること
12日から18日の予告停電は、天然ガス田のパイプライン工事が理由とされていますが、この工事が完了しても、上記の理由が改善されない限り、ミャンマーの停電継続は続くと思われます。
日本企業の工場でも自家発電機を使用し稼働を確保しているようですが、生産コストの上昇に直結しており、経済活動への影響も大きいようです。